四天王への道 第1話

 

   第1話 「コイツが俺のパートナー?」
「四天王NO.1決定戦、準備はよろしいですか?」
「準備OKだ」
「早くしましょう。」
エリート・トレーナーのロゥとルナは戦っていた。
「では、ポケモン、GO!」
「いけ、ナイト!」
「ゴーちゃん、出番よ!」
ロゥはサーナイト、ルナはゲンガーを繰り出す。
さて、なぜ2人は戦っているのか、それには深ぁ~い訳があるのだ。
「卒業試験~?」
ロゥとルナの2人は四天王養成所のクラスメイトである。
「そうよ。」
「でも俺ら、ポケモンを1匹も持ってないぜ。どうやってやるんだ?」
「そこなのよね~。」
すると、そこへ
「はい、席について~。」
先生の登場だ。
「今から君たちにあるものを渡します。これです。」
それはインカムと変わったボールだった。
「え~皆さんはこのボールで1匹ポケモンを捕まえてもらいます。まぁ、後のことはまた説   明しますので…早速捕まえてきてください。」
「いきなり言われてもなぁ~。」
「ねぇ~、ロゥは何にするの?」
「ポチエナってとこだな。」
「グラエナになるからねぇ~」
「行こうぜ。」
2人は教室を出て行った。
一時間後…
「ったく、いねーよ。どこにもよー」
まだ探しているロゥである。
「取りつくしちまったんじゃないか?」
ブツクサ文句を言うロゥ、すると
「っははは、弱ぇな~何回倒しても出てきやがる。」
「ん?トレーナーか、あのポケモンは…」
かんじょうポケモン、ラルトスだった。
「弱すぎて経験地もろくに手に入らないけど、面白いからな。」
「・・・見過ごせねぇな、おい!」
「ん?何だ、誰だ?」
「弱いものいじめはたのしいか?」
「なんだ、てめーは。」
「問いに答えろ。」
「ポケモンバトルだ、これは。」
「弱いものを一方的にボコボコにすることをバトルとは言わない。」
「うるせー!野生のポケモンじゃねーか、こいつのトレーナーでもない奴に文句を言われたくない!」
「じゃあ、こうしたらいいんだな。」
そういうとロゥはラルトスに向かってボールを投げた。
「あ、てめー。」
「こうすれば俺のものだ、じゃあな。」
そう言い残しは急いで逃げていった。
「おっかえりー、遅かったね☆」
「いろいろあってな。つーか語尾に☆つけるな。」
「わかったわよ。で、目的のポケモンはどうだった?」
ここでロゥはあることに気がつく。
「あーーーーーーーーっ」
「って・・・どうしたの・・・」
「捕まえちまった…」
「何を?」
「ラルトス。」
「ラルトスゥ~。」
驚いているルナにロゥはあったことを話した。
「良い事したんだけどねぇ~。ちょっと、ラルトスって最初は何を覚えてるか知ってる?」
「知るか。」
「鳴き声。」
「マジでか。」
すると先ほどのように、
「はーい、座ってくださーい」
先生が現れた。
「あっ、(ちっ、ルナのポケモンを聞き逃した…)」
「いや~みなさん捕まえましたねー。じゃあさっき渡したインカムをつけてポケモンを出してください。」
「めんどくせーな。」
ロゥはボールを投げると同時に『どうせなりゆきで捕まえちまったんだしょうがない、我慢
だ。』と思ってたロゥの耳にとんでもない物が飛び込んできた。
「よっと。ほほう、お前か。私のトレーナーは。」
声だけ聞けば気の強そうな女性なのだが・・・
「お、お前・・・」
ロゥは驚愕した。
「ん?何だ。」
ロゥが驚くのも無理はない。なぜなら話しているのは、あのラルトスだったからだ。
「はーい、静かに。えーこのインカムとボールはデボンの新製品候補で、卒業試験に使うことにしました。でも喋ることができるのは、このボールで捕まえたポケモン(他人のポケモンも含める)、もちろん他につけてる人にも会話が分かります。この試験は3ヶ月の間行なって、一ヶ月ごとに査定を入れていきます。手持ちについてですがこのボールで捕まえたポケモンのほかに5匹で構成してください。最終日にトーナメントで一位から4位の人が四天王になれます。。じゃ、今からスタートです。がんばって~。」
「いきなりですかっ。」
「あと、途中で出会ったクラスメイトとは戦ってもいいですからね~。」
「聞いちゃいねぇ~。」
もはや捨て子と一緒なのでは…
「私のトレーナーなら四天王は当たり前だな。」
「うっせ。」
ラルトスにデコピンを喰らわすロゥ。
「な、何をするかっ。」
「3ヶ月か、長いなぁ~」
「おい、てめー。」
ロゥが歩いているとある男が声をかけた。
「なんだ?」
「ここであったが百年目だ。」
「・・・・どちらさま?」
「ロゥ、お前の知り合いのようだぞ。」
「・・・・・・・・・・・あぁ~っ!あいつかぁ~。」
その男はロゥがラルトスを捕まえる原因を作った男であった。
「てめぇ~。そんな生意気な口、叩けなくしてやる・・・。いけ、ジグザグマ!」
「へへ、初バトルだな。いけ、ラルトス!」
「あのラルトスか、勝ったも同然だな。ジグザグマ、たいあたりだ!」
「戻れ、ラルトス。いけ、キノココ!」
「なにっ」
「タネマシンガン!」
「キノッ」
タネマシンガンはジグザグマにクリーンヒットした。
「ずるいぞ!」
「へっ。相手に知られてるポケモンを出すやつなんていねーよ。」
「キノッ」
キノココもどうだ、と言わんばかりの勢いだ。
「なめやがって・・・。いけ、ゴニョニョ!」
「戻れ、キノココ。いけ、ズバット!」
「もう一匹だと・・・」
そう、読者の知らない間にロゥはキノココとズバットを捕まえていた。
「きゅうけつ」
「ズバッ」
「ゴ、ゴニョ~・・・」
ゴニョニョは倒れた。(きゅうけつ一発で倒せるかは謎だが…)
「くくく、どうしたんだよ。兄さんよぉ~」
「ふふふ、お前。俺のこのポケモンが見れるとは、運のいい(?)やつ。」
「はぁ?早く出せよ。」
「いけ、ハリテヤマ!」
「げげっ。戻れ、ズバット。いけ、ラルトス!」
ロゥの肩に乗っていたラルトスが戦いに赴く。
「私の出番か。」
「ハリィ~」
「このハリテヤマは進化したばかりだが強いぞ。」
「ラルトス、なきごえ連発だ!」
「はっはっは、きかねぇな…。ハリテヤマ、つっぱりだ!」
「ハリィ~(バシッバシッ)」
「くっ。」
ラルトスは直撃を受けた。
「終わったな・・・ん?」
「・・・ラル」
ラルトスは立っていた。
「何のためになきごえを連発させたと思ってるんだ。」
「オレのハリテヤマの攻撃力を下げてつっぱりのダメージを・・・」
「そう、直接攻撃しかないポケモンを出したのが運のつき。ラルトス、ねんりき!」
「ふん、いくぞ!」
「ハ、ハリィ~」
こうかはばつぐんだ。ハリテヤマは倒れた。
「オ、オレの負けだ・・・」
「ひゃっほぉ~う。初勝利ぃ~!」
「うれしそうじゃないか。」
「当たり前だろ。」
ロゥにそう言うラルトスだったが口調はうれしそうだった。
「ああ、あと名前を決めたぜ。」
「私達のか?」
「そうだ。ズバットがバット。」
「ズバッ。」
「キノココがノガ。」
「キノッ。」
「そしてラルトス。お前がナイトだ!」
「・・・・・」
2匹は嬉しそうだったがラルトスは不満そうだった。
「どうした、ラルトス?」
「何故“ナイト”何だ・・・?」
「そりゃお前、俺の騎士(ナイト)だからな。」
「あのな、ロゥ。私は♀だ!あとキノココのノガって何だ?」
「そ、それは・・・」
「ピカッ。」
「あ、ピカチュウだ、珍しい!いくぞ、ナイト、ノガ、バット!」
「待て、話はまだ・・・」
「いけぇ、モンスターボール!」
ロゥの四天王への道は始まったばかりなのである。
2話に続く